20世紀西洋人名事典 「クルトトーマス」の解説
クルト トーマス
Kurth Thomas
1904.5.25 - 1973.3.31
ドイツの作曲家,オルガニスト,指揮者。
元・ベルリン音楽大学教授,元・北西ドイツ音楽アカデミー教授。
テニング(シュレースヴィヒ・ホルシュタイン)生まれ。
別名Kurt Thomas。
ライプツィヒ音楽院でシュトラウベとグラープナーに、さらにメンデルスゾーンに作曲法を師事する。1925年ライプツィヒ音楽院の講師を経て、’34年ベルリン音楽大学教授となり、フランクフルトで活動。’47年北西ドイツ音楽アカデミー教授を歴任し、’57年ライプツィヒ聖トーマス教会カントルとなるが、’60年政治的理由で辞任する。その後、ケルンやリューベックで合唱指揮し、’62年ドイツ・バッハ・ゾリステンのチェンバロ奏者として初来日する。著書に名著「合唱指揮教本」(’35年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報