クロミノウグイスカグラ(読み)くろみのうぐいすかぐら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クロミノウグイスカグラ」の意味・わかりやすい解説

クロミノウグイスカグラ
くろみのうぐいすかぐら / 黒味鶯神楽
[学] Lonicera caerulea L. subsp. edulis (Regel) Hultén var. emphyllocalyx (Maxim.) Nakai

スイカズラ科(APG分類:スイカズラ科)の落葉低木。アイヌ語名ハスカップの名で知られる。果実が黒く(青紫)、ウグイスカグラに似るのでこの名がある。果実は食べられる。本州の中部地方以北、北海道の亜高山に生え、千島カムチャツカ樺太(からふと)(サハリン)、朝鮮、中国東北部、東シベリアに分布する。全体に軟毛の多いものを変種ケヨノミ、毛のないものをマルバヨノミとよんで区別するが、差異は明瞭(めいりょう)ではない。

[福岡誠行 2021年12月14日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android