20世紀西洋人名事典 「クロードモーリヤック」の解説
クロード モーリヤック
Claude Mauriac
1914.4.25 -
フランスの小説家。
文芸評論家として登場し、映画批評の分野でも活躍する。アンチ・ロマンの傾向に属する斬新な技巧をこらした「女はみな妖婦」(1957年)や「会食」(’59年)などの作品があり、「ヌーヴォ・ロマン」流の小説技法の革新と「人間喜劇」ふうの全体小説の総合をめざす。鋭い感受性と理解力に富み、前衛文学の好意的案内者である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報