百科事典マイペディア 「クワズール・ナタール」の意味・わかりやすい解説 クワズール・ナタール[州]【クワズールナタール】 南アフリカ共和国東部,インド洋岸の州。旧称ナタール州。ドラケンスバーグ山脈の東側で,低い丘陵地と海岸平野からなる。気候は温暖で,サトウキビ,果樹の栽培など農耕を主とする。石炭が豊富で,冶金,化学,繊維,食品加工などの工業が行われる。1689年オランダ東インド会社がダーバン付近を買収。18世紀ズールー人が王国を築いたが,1823年英国が進出。一時グレート・トレックで北上したボーア人がズールー人を破ってナタール共和国を建設したが,1843年英国がボーア人を西方に追放し,英領。1910年南ア連邦の一州となり,1994年クワズールー・ホームランドと合併して現称となった。主都ピーターマリッツバーグ。1026万7300人(2011)。→関連項目ダーバン 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by