グアダラマ山脈(読み)グアダラマサンミャク(英語表記)Sierra de Guadarrama

デジタル大辞泉 「グアダラマ山脈」の意味・読み・例文・類語

グアダラマ‐さんみゃく【グアダラマ山脈】

Sierra de Guadarrama》スペイン中部の山脈マドリードセゴビアの間を、北東から南西に約200キロメートルにわたって連なる。最高峰ペニャララ山(標高2430メートル)の周囲は、多くの希少な野生動植物が生息し、国立公園に指定されている。

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改訂新版 世界大百科事典 「グアダラマ山脈」の意味・わかりやすい解説

グアダラマ[山脈]
Sierra de Guadarrama

スペイン中央部,マドリードの北西に,北東~南西方向に連なる全長約200kmの山脈。新生代アルプス造山運動により形成されたトレドグレドス山脈とともに中央山系に属し,中央高原メセタ南北に分けている。最高峰はペニャララ山(2430m)。起伏に富み,グアダラマ峠がマドリードと旧カスティリャ地方の諸都市とを結んでいる。山麓スキー場をはじめ,観光・保養施設があり,首都のリゾートとなっている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「グアダラマ山脈」の意味・わかりやすい解説

グアダラマ山脈
ぐあだらまさんみゃく
Sierra de Guadarrama

スペイン中央部を東北東から西南西に走る山脈で、中央山系の東部をなす。長さ約200キロメートル。最高峰ペニャララ山(2430メートル)。地塁性の山脈で全体的に水平な古生層からなる。西はグレドス山脈、ガータ山脈に連なり、メセタ(内陸高原)を二分する。ソモシェラ峠(1440メートル)、グアダラマ峠(1511メートル)などによって北側のカスティーリャ・イ・レオン地方と結ばれる。

田辺 裕・滝沢由美子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グアダラマ山脈」の意味・わかりやすい解説

グアダラマ山脈
グアダラマさんみゃく
Sierra de Guadarrama

スペイン中部カスティリア地方を2分して北東から南西に延びる山脈。中央山系に属する。マドリード県の北西を限り,同県からカスティリアラビエハ地方へ通じるトンネル (2.3km) は 1963年開通した。最高峰はペニャララ (2430m) 。周辺には保養地,スキー場が多い。

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