化学辞典 第2版 「グアニジノ酢酸」の解説
グアニジノ酢酸
グアニジノサクサン
guanidinoacetic acid
N-amidinoglycine.C3H7N3O2(117.11).グリコシアミンともいう.アルギニンの生体内酸化で生成する.グリシンとナトリウムシアナミド,グアニジン,あるいはS-アルキルチオ尿素とから合成する.針状結晶.分解点270~280 ℃.熱湯に易溶,エタノール,エーテルに不溶.坂口反応は陽性を示す.酸と加熱すると分子内でアミド結合をつくり,グリコシアミジンに環化する.生体内でメチル化されて,クレアチンやクレアチニンに変化する.[CAS 352-97-6]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報