20世紀西洋人名事典 「グリットエンゲルケ」の解説
グリット エンゲルケ
Gerrit Engelke
1890 - 1918
ドイツの詩人。
ハノーヴァーにおいてペンキ職人をしていたが、デーメルによって認められた。1921年に工業、技術の世界をホィットマン風に表現した唯一の詩集「新しきヨーロッパのリズム」を発表。戦争中の作品は詩旬が簡潔で、神へ畏敬の念と表現主義時代のモチーフ、また死と没落の心情が描かれている。第一次世界大戦において戦死。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報