グルム=グルジマイロ(その他表記)Grum-Grzhimailo, Grigorii Efimovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グルム=グルジマイロ」の意味・わかりやすい解説

グルム=グルジマイロ
Grum-Grzhimailo, Grigorii Efimovich

[生]1860.2.17. ペテルブルグ
[没]1936.3.3. レニングラード
ソ連のアジア探検家,地誌学者。 1884年パミール高原の踏査をはじめ,ブハラ,天山山脈の西部東部,甘粛,青海,モンゴルトゥーバなど中央アジアを広い範囲にわたって旅行し,この地域の研究に先鞭をつけるとともに,帝政ロシアがアジアに関する地理的知識を増大するうえで,顕著な貢献をした。ボルシェビキ政権下でレニングラード東洋専門学校教授となり,後進の指導にあたった。主著『中国西部探検記』 Opisanie puteshestviya v Zapadnyi Kitai (3巻,1896~1907) ,『西部モンゴリアとウリャンハイ地方』 Zapadnaya Mongoliya i Uryankhaiskii krai (3巻,14~30) ,『アムール地方誌』 Opisanie Amurskoi oblasti (1894) など。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「グルム=グルジマイロ」の解説

グルム・グルジマイロ
Grigorii Efimovich Grumm-Grzhimailo

1860~1936

ロシアの探検家,地理・地質学者。パミール,東西トルキスタン黄河上流域,西モンゴリア,アムール川流域,カフカース,イェニセイ川上流域などを調査し,その地理,地質,民族歴史を明らかにした。

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