デンマークの牧師詩人。ことに賛美歌作者として知られ、そのいくつかは日本でも歌われている。ドイツ・ロマン派の影響を受けた汎神論(はんしんろん)的信仰から国教会の改革に努め、また北欧神話の紹介やイギリスの『ベオウルフ』を本国より先に発見して訳すなど、浪漫(ろうまん)思潮の勃興(ぼっこう)に大きな役割を果たす。また対ドイツ戦に敗れて意気阻喪した国民を励まし、「外で失ったものを内で取り戻す」べく、独自の国民高等学校を創設したことで、今日のデンマークを築いた第一人者といえる。息子のスウェンも父の影響で民話採集に力をそそぎ、民話研究家として有名。
[山室 静]
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...