グレゴリウス12世(読み)グレゴリウスじゅうにせい(その他表記)Gregorius XII

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グレゴリウス12世」の意味・わかりやすい解説

グレゴリウス12世
グレゴリウスじゅうにせい
Gregorius XII

[生]1325頃.ベネチア
[没]1417.10.18. ポルト
イタリア人教皇 (在位 1406~15) 。西方教会大分裂期の最後のローマ教皇。本名 Angelo Corrario。 1409年ピサ教会会議は,アビニョンの対立教皇ベネディクツス 13世ともども彼の廃位を決めたが,その有効性を否認。孤立したなかで自己の正統性を主張し,15年コンスタンツ公会議に支持を与えたのち退位,枢機卿に復帰し,ポルト司教となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む