普及版 字通 の解説
14画
[字訓] ひかり・あきらか・まどう
[説文解字]
[その他]
[字形] 形声
声符は(えい)。はもと(えい)に作り、庭燎(ていりよう)(かがり火)の火を組んだ形。その火光をという。〔説文〕十下に「屋下の鐙燭(とうしよく)の光なり。(えん)冂(けい)に從ふ」とするが、初文のは庭燎の象形。これを周囲にめぐらすことを營(営)といい、陣営を意味する。惑は火星の異名。〔説文〕四上に「(けい)は惑なり」とあり、とは火(たいまつ)の光で目がくらむことをいう。
[訓義]
1. ひかり、ひかる、ともしび。
2. あきらか、きらめく、まばたく。
3. と通じ、くらむ、めくらむ、まどう。
4. 蛍と通じ、ほたる。
5. 営と通じ、いとなむ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヒカリ・メクルベク 〔字鏡集〕 アキラカ・ヒカリ・メクルメク
[語系]
・螢(蛍)・hyueng、瑩hiuengは声義近く、みな庭燎の光を示すの声義を承け、明るくかがやくものの意がある。
[熟語]
郁▶・火▶・▶・眩▶・煌▶・光▶・魂▶・芝▶・▶・燭▶・台▶・侮▶・▶・乱▶・燎▶・惑▶
[下接語]
光・煌・昌・燭・青・星・清・聴・列
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報