ケイ光X線分析器(読み)ケイこうエックスせんぶんせきき(その他表記)fluorescent X-ray analyzer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケイ光X線分析器」の意味・わかりやすい解説

ケイ光X線分析器
ケイこうエックスせんぶんせきき
fluorescent X-ray analyzer

強力なX線物質に照射すると,物質中の元素に固有なケイ光X線が発生する。それを分光してX線スペクトルを求め,その波長解析から含有元素の定性分析を行う装置。一様な強さのケイ光X線を得るため,照射X線には,対陰極タングステン白金でつくられたX線管から出る連続X線を用いる。波長の測定にはフッ化リチウム雲母などの単結晶ブラッグ反射を用いる。 (→ブラッグの条件 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 ブラッグ 条件

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む