げんちょ

精選版 日本国語大辞典 「げんちょ」の意味・読み・例文・類語

げん‐ちょ

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ちょ」は銭の意の長吉(ちょうきち)の略 )
  2. 現なま。現金。現銀寛政文化一七八九‐一八一八)頃、粋人の間に流行した語。
    1. [初出の実例]「げん銀を、げんちょ」(出典:大坂繁花風土記(1814)悪鬼めかして粋がる詞)
  3. 現金店(げんきんみせ)をいう。
    1. [初出の実例]「となりの(ぼてふり)どんの鱗窓は現銀見世(ゲンチョ)のかし傘を当てたり」(出典洒落本・昇平楽(1800))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「げんちょ」の読み・字形・画数・意味

【元】げんちよ

太子

字通「元」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android