普及版 字通 の解説
17画
[字訓] しぬ・みまかる
[説文解字]
[字形] 会意
の省文+死。〔説文〕四下に「侯の(しゆつ)するなり」とし、(ぼう)の省声とするが、声が異なる。夢魔(むま)によって死することをいう字であろう。〔礼記、曲礼下〕に「天子の死をと曰ひ、侯にはと曰ふ」とあり、高貴の人には夢魔の危険が多かったのであろう。の声は、昏睡のときの状をいう。
[訓義]
1. しぬ、みまかる、諸侯・貴族など、身分あるものの死をいう。
2. 形容語、崩れる音、多いさま、早いさま、虫の飛ぶさま。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 シヌ
[熟語]
隕▶・奄▶・▶・謝▶・逝▶・▶・背▶・落▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報