普及版 字通 「コウ・まじる・みだれる」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] まじる・みだれる
[説文解字]
[字形] 会意
肴(こう)+殳(しゆ)。肴は骨つきの肉、これをうち砕く意。〔説文〕三下「相ひ雜錯するなり」とし、肴声とするが、肴をうって、肴核相ひ雑(まじ)わることをいう。肴を〔音義〕類に引く〔説文〕に「雜なり」とするものがあり、肴に雑の義がすでに含まれている。
[訓義]
1. 骨肉がまじる、いりまじる、みだれる。
2. 肴と通じ、骨つきの肉、さかな、酒のさかな、もりつけ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ミダル 〔字鏡集〕 ミダル・サカナ
[語系]
・肴heは同声。〔詩、魏風、園有桃〕に「園に桃り 其の實を之れ(さかな)とす」とあって、・肴は通用の字である。
[熟語]
核▶・混▶・雑▶・▶・臑▶・▶・烝▶・舛▶・然▶・膳▶・▶・乱▶・旅▶・列▶
[下接語]
嘉・混・菜・残・酒・肉
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報