デジタル大辞泉
「コカ城」の意味・読み・例文・類語
コカ‐じょう〔‐ジヤウ〕【コカ城】
《Castillo de Coca》スペイン中部、カスティーリャ‐レオン州の町コカにある城。15世紀にフォンセカ家の居城として建造。19世紀にアルバ公爵家の所有となり、現在は政府が管理する。正方形の三重の高い城壁と空堀に囲まれた堅固な城塞であり、ゴシック様式とムデハル様式が混交する。きわめて保存状態が良好なことで知られる。
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コカ城
こかじょう
Castillo de Coca スペイン語
スペイン中部セゴビアの北西55キロメートルにある古城。フォンセカ家の居城として15世紀後半につくられ、保存状態も完璧(かんぺき)に近く、スペインでもっとも壮麗、優美な城の一つである。黄赤色のれんがでできており、朝日夕日に映えるときはことに美しい。工事にはイスラム教徒の工匠が多数参加し、後期ゴシック様式にムデハル様式が混和されている。中央に巨大な中心塔がそびえ、多角形の塔を配した三重の高い城壁と空堀に囲まれ、城塞(じょうさい)としてもきわめて要害堅固である。
[紅山雪夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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