こぎつね(小狐)座(読み)こぎつねざ

改訂新版 世界大百科事典 「こぎつね(小狐)座」の意味・わかりやすい解説

こぎつね(小狐)座 (こぎつねざ)
Vulpecula

略号はVul。はくちょう座の南,初秋の空の天の川のただ中にある小星座。17世紀にJ.ヘベリウスが創設した。輝星はない。微光天体M27は距離720光年にあり,亜鈴星雲と呼ばれる惑星状星雲で,中心星から四方へ散出するガスが丸く取り巻いて輝いている。概略位置は赤経20h10m,赤緯+25°。午後8時の南中は9月下旬である。
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百科事典マイペディア 「こぎつね(小狐)座」の意味・わかりやすい解説

こぎつね(小狐)座【こぎつねざ】

9月下旬の夕方,天頂南寄りに見える小星座。明るい恒星はない。

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