コツコツ節(読み)こつこつぶし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コツコツ節」の意味・わかりやすい解説

コツコツ節
こつこつぶし

大分県日田(ひた)地方の民謡。日田は木材の産地で、江戸時代は天領であった。江戸との往来が激しく、寛永(かんえい)年間(1624~44)に江戸の端唄(はうた)『秋の野』が日田に持ち込まれ、やがてこれにヒントを得て安政(あんせい)年間(1854~60)日田地方の渡里村(現日田市)に住んでいた藤乃井(ふじのい)倫女が作詞・作曲して、現在の唄にした。なおコツコツとは、日田地方の三隈(みくま)川で鵜飼(うかい)をする際に棹(さお)が舟べりにあたる音を表現したものだという。

[斎藤 明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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