こない(読み)コナイ

デジタル大辞泉 「こない」の意味・読み・例文・類語

こない

[形動]関西地方で)このようであるさま。こんな。語幹を副詞的に用いることもある。「こないなものは見たこともない」「こない言わはる」
[類語]こんな斯く斯くこうこうこれこれかようこういうこのようかかるこう斯くしかじか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「こない」の意味・読み・例文・類語

こない

〘形動〙 (「こないな」の形で連体詞的に、「こないに」、または単独の形で副詞的に用いられる) このよう。こんな。こねえ。
※雑俳・たからの市(1705)「こないにと絵屋に道中振てみせ」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉八「腹立てた為めにこないな損をしたと悔むのが当り前ぢゃけれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android