日本大百科全書(ニッポニカ) 「ころ軸受」の意味・わかりやすい解説 ころ軸受ころじくうけroller bearing ころがり軸受の一種。ローラーベアリングともいう。内輪と外輪の間に、保持器によって保持されたころがはめ込んである。ころの形状により、円筒ころ軸受、針状ころ軸受、円錐(えんすい)ころ軸受、そして、ビヤ樽(だる)形のころを使用した自動調心ころ軸受などがある。ころが1列のものを単列形、2列のものを複列形という。また軸に直角方向に荷重を受けるラジアルころ軸受、軸方向に荷重を受けるスラストころ軸受など各種のものが使用されている。すべり軸受と比較して接触面が小さいので摩擦が少なく、軸の回転はきわめて円滑である。[中山秀太郎・清水伸二][参照項目] | ころ | 軸受 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のころ軸受の言及 【軸受】より …潤滑[ころがり軸受] ころがり軸受は二つの軌道輪(内輪,外輪など)の間で,転動体(玉またはころ)が保持器とともに一つのまとまった部品となっている(図4)。転動体が玉であるかころであるかにより玉軸受(ボールベアリングball bearing),ころ軸受などと呼ばれる。ころがり軸受には多くの型式,種類があるが,通常,JISなどの規格に従って各種のものが大量生産される。… ※「ころ軸受」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by