コンドラチェフの波(読み)コンドラチェフノナミ

デジタル大辞泉 「コンドラチェフの波」の意味・読み・例文・類語

コンドラチェフ‐の‐なみ【コンドラチェフの波】

18世紀以来の物価利子率生産量などの動きにみられる50~60年を周期とする波動。その理論主張した旧ソ連の経済学者コンドラチェフの名にちなむ。→景気循環

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「コンドラチェフの波」の意味・読み・例文・類語

コンドラチエフ‐の‐なみ【コンドラチエフの波】

  1. 〘 名詞 〙 ( コンドラチエフは[ロシア語] Kondrat'jev ) 一八世紀以来の物価、利子率、生産量などの動きにみられる五〇~六〇年を周期とする波動。その理論を主張したソ連の経済学者コンドラチエフの名にちなむ。コンドラチエフ波動。コンドラチエフ循環

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「コンドラチェフの波」の意味・わかりやすい解説

コンドラチエフの波【コンドラチエフのなみ】

資本主義経済にみられる平均50年を周期とする長期の景気循環の波動。ソ連の経済学者コンドラチエフN.D.Kondrat'evが1920年代に主張。英国,フランス,米国などの卸売物価指数,公債価格,賃金率,輸出入額,石炭生産量,銑鉄生産量などを分析し,この波動の存在を指摘した。今までに英国の産業革命(1780年代末から1850年代初め),鉄鋼業や鉄道の発展(1850年代初めから1890年代),電力化学・自動車の出現(1890年代から1920年代頃)によって始まる三つの波があったとしている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンドラチェフの波」の意味・わかりやすい解説

コンドラチェフの波
こんどらちぇふのなみ

コンドラチェフ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android