コンバイン・ペインティング(英語表記)combine painting

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

コンバイン・ペインティング
combine painting

1950年代初頭に R.ラウシェンバーグが行なった手法。彼は描かれたカンバスに,日常品などのオブジェ,写真やさまざまなグラフィックイメージ結合 (コンバイン) した。アッサンブラージュとの明確な区別はなく,ときにそこに含まれて考えられ,K.シュビッタースや総合的キュビズムからの発展と見られるが,ラウシェンバーグには M.デュシャンのレディー・メードと,特に J.ケージの非芸術の思想影響が濃く流れ込んでいる。

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