コールラウシュ・ブリッジ(その他表記)Kohlrausch bridge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

コールラウシュ・ブリッジ
Kohlrausch bridge

電解質溶液抵抗を測定する装置ドイツの実験物理学者 F.コールラウシュが 1873年に考案した。原理ホイートストン・ブリッジと同一であるが,電源交流を用い,検出器として受話器を用いる点が異なる。電池の内部抵抗測定やアースの接地抵抗測定にも用いられていたが,最近はデジタル方式の交流抵抗計がよく用いられている。

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法則の辞典 の解説

コールラウシュブリッジ【Kohlrausch bridge】

電解質溶液の抵抗測定に用いる装置で,ホイートストーンブリッジ*に似ているが,電源として交流電源を用いて,電解質溶液の分極による影響を除くように工夫し,かつ受話器(イアフォン)により極小条件を容易に検知できるようにしたものである.

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

コールラウシュ・ブリッジ
こーるらうしゅぶりっじ

ブリッジ回路

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のコールラウシュ・ブリッジの言及

【コールラウシュ】より

…主として電磁気に関する実験的研究を行い,測定器具の考案など,測定方法の進歩に貢献した。とくに希薄電解質溶液の抵抗測定用にコールラウシュ・ブリッジを考案し(1873),イオンの当量伝導率に関する法則(コールラウシュの法則)を発見して,溶液中のイオンの運動のようすを明らかにした。著書《実験物理学講義》は,彼の死後もたびたび改訂を加えられ,各国語に訳されて,長く用いられている名著である。…

※「コールラウシュ・ブリッジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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