翻訳|earth
電気回路の一部または電気機器を大地と導線で結び、大地と電位を等しくすること。大地アース、グランドground(接地する)ともいう。絶縁に異常の生じた機器に人が触れても、アースしてあれば、人と機器の間の電位差が小さいため、人には電流が流れにくく、感電を防ぐことができる。このため、アースの方法は法規(電気設備技術基準)で定められている。なお、家庭用テレビのように、使用電圧が低く乾燥した場所で使用し感電の危険性の少ない電気製品では、アースはかならずしも必要とされていない。ただし、落雷などで大電流が流れたとき、アースをしていない場合はもちろん、たとえアースをしていても大地との間にわずかに抵抗があり、機器に触れると危険な場合もあるので注意が必要である。エレクトロニクス、通信用の機器などでは、危険防止よりも、動作の安定、雑音の軽減のために内部回路を筐体(きょうたい)(機器類を収めた箱)にアースする。これを筐体接地(シャーシグランドchassis ground)、あるいはシャーシアースといい、前述の大地アースと記号を違えて区別している。
[布施 正・吉澤昌純]
接地ともいう。電気回路の特定の部分を積極的に大地の電位にすること,または,機器のケースなどの大地電位になりやすい部分に接続すること。アースの目的は二つあり,感電や漏電事故を防止することと,信号を伝送する際に雑音を受けにくくすることである。洗濯機のケースを金属性水道管などに接続するのは前者で,絶縁不良でケース線に漏電した場合,漏電遮断器があれば,アースに電流が流れたことで回路を開き,なくても漏電電流はアース線を流れるが,アースを設けなければこの電流は洗濯機に触れた人体を流れる危険がある。電子回路では基準電位の端子と,信号電位の端子とを使いわけることで,ほかからの誘導による雑音の混入が防ぎやすくなる。いずれの場合もまれに逆効果になることもあるので注意を要する。
執筆者:曾根 悟
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…軌道半長径=1天文単位(1億4959万7870km)離心率=0.0167太陽からの距離 最小=1.471×108km平均=1.496×108km最大=1.521×108km公転周期=365.256日 平均軌道速度=29.78km/s赤道半径=6378km体積=1.0832×1027cm3 質量=5.974×1024kg平均密度=5.52g/cm3自転周期=0.9973日 赤道傾斜角=23゜.44アルベド=0.30赤道重力=9.80m/s2 脱出速度=11.18km/s太陽系内の一惑星。…
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※「アース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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