コール天(読み)コールテン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コール天」の意味・わかりやすい解説

コール天
コールてん

英語のコーデュロイ corduroyの転訛語で,本来,フランス語のコルド・デュ・ロア corde du roiから出た名称パイルで縦うねを表わした織物。うね幅は通常2~3mmで,ほかに種々の幅がある。繊維は綿で,地組織は平織綾織用途は,婦人子供服,背広上衣,ズボン足袋,椅子張地など。

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世界大百科事典(旧版)内のコール天の言及

【コーデュロイ】より

…一説によればフランス語のcorde du roi(王様の畝)に由来し,城の番人にこの織物の服を着せたことからこの名がついたといわれるが,フランスにはなく,イギリスで18世紀末から作られていたとする説もある。日本では明治末期に作られ,ビロード(天鵞絨)に似たところからコール天とよんだ。コール天には畝のあるものと,一般に広く用いられるものに平地コール天,上等なものに綾コール天などもある。…

※「コール天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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