コーデュロイ(読み)こーでゅろい(英語表記)corduroy

翻訳|corduroy

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コーデュロイ」の意味・わかりやすい解説

コーデュロイ
こーでゅろい
corduroy

ドイツ語ではgerippter Manchester、フランス語ではcorde du roiで「王様の畝(うね)」という意味。コール天ともいい、緯毛(よこげ)綿ビロード一種で、経(たて)方向に畝のある織物。平織あるいは綾織(あやおり)の地の中に毛緯糸を織り込んだのち、経方向にナイフで切り毛足をそろえる。一般に無地染めされるが、最近では多彩な柄物もみられる。日本では、明治後期から静岡県の福田(ふくで)地方で生産が始まりしだいに盛んになっている。生地(きじ)が厚手で、耐久力があるため、実用衣料として子供服、作業服、ズボンなどに使われる。

[角山幸洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コーデュロイ」の意味・わかりやすい解説

コーデュロイ

コール天」のページをご覧ください。

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