最新 地学事典 「ゴダバリ・リフト」の解説
ゴダバリ・リフト
Godavari Rift
インド楯状地を横切ってゴダバリ川に沿うリフト帯。幅50~60km, 延長500km。北東方のバスター・クラトンと南東方のダルワール・クラトンの間を境する。始生代~新生代までの変動の歴史をもち,大陸地殻内リフト(B.P.Radhakrishna et al., 1986)あるいは大陸・大陸衝突帯(J.J.W. Rogers, 1986)の見方がある。中心から外側に向かって上部ゴンドワナ層群(三畳~上部白亜系),下部ゴンドワナ層群(下部石炭~下部三畳系),Sullavai層(上部原生界),Pakhal層(下~中部原生界)が分布(P.S.R.Raju, 1986)。また,南西縁にはKarimnagarグラニュライト帯,北東縁にはBhupalapatanamグラニュライト帯が分布し,これらを含めると幅120km前後となる。グラニュライトはチャーノッカイトや苦鉄質サフィリン含有岩を含み,25億年前より古期の変成作用の産物である。上・下部ゴンドワナ層群は,ゴダバリ川最下流域でCoastal Gondwana(最上部白亜~古第三系)に覆われる。古第三系にはデカン玄武岩相当のトラップが産出。堆積盆は海岸から約150km上流のコッタグッデム付近で,狭くかつ基盤も浅く,Mailaram highと呼ばれる。
執筆者:吉田 勝・M.V.Rao
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

