最新 地学事典 「火山性地溝」の解説
かざんせいちこう
火山性地溝
volcanic graben
火山作用に関係して生じた地溝。特に火山体の山頂部を占めるものや山腹に生じたものをいうことが多い。1)主として基盤の構造線に沿って火口が一方向に移動したために生ずるもの,2)大量の溶岩の流出などによって陥没が起こり,その輪郭が構造線に支配されて直線状になったもの,3)断層運動が継続するため火山体の成長が規制されて地溝を生ずるものなどが考えられる。火口を頂点とした扇形の地溝はvolcanic sector grabenと呼ばれる。Stromboli火山の活動している火口がその例。参考文献:H.Williams(1941) Bull. Dept. Geol. Sci., Univ. Calif., Vol.25
執筆者:荒牧 重雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

