1995年に登録、2004年に登録内容が変更されたイギリスの世界遺産(自然遺産)で、南大西洋上にある。イギリス領のゴフ島は無人の火山島で、面積は約65km2。16世紀にポルトガル人が発見、1731年、イギリス人のゴフ船長に再発見されたことから、島の名前となった。アルバトロスなどの海鳥が大規模に生息しているほか、飛べない鳥セイケイなど2種の陸生鳥、10種以上の植物の固有種が見られる。1995年に登録された「ゴフ島野生生物保護区」に、2004年にはゴフ島の北西に位置するインアクセシブル島が追加登録された。生物の重要な生息地として評価され、あらためて世界遺産に登録された。◇英名はGough and Inaccessible Islands