ゴフ島(読み)ゴフトウ(英語表記)Gough Island

デジタル大辞泉 「ゴフ島」の意味・読み・例文・類語

ゴフ‐とう〔‐タウ〕【ゴフ島】

Goughアフリカ大陸と南アメリカ大陸のほぼ中間、南大西洋上にある島。面積約80平方キロメートルの火山性孤島。アルバトロス集団営巣地として知られるほか、2種の陸鳥、12種の植物固有種が生息している。1995年に世界遺産自然遺産)に登録された。ゴーフ島。→インアクセシブル島

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改訂新版 世界大百科事典 「ゴフ島」の意味・わかりやすい解説

ゴフ[島]
Gough Island

南大西洋上にあるイギリス領の火山性孤島。ゴフズGough's島またはディエゴ・アルバレズDiego Alvarez島とも呼ばれる。面積約80km2無人島だが,気象観測や学術調査は行われている。南米とアフリカの中間,大西洋中央海嶺南西アフリカからのびるウォルビス海嶺交点にあたる。年降水量3400mmにも及ぶ海洋性気候で,アザラシ海鳥が繁殖する。16世紀初めにポルトガル人が発見,1816年イギリス領となり,1938年からはトリスタン・ダ・クーニャ島とともにセント・ヘレナ植民地に編入された。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴフ島」の意味・わかりやすい解説

ゴフ島
ゴフとう
Gough Island

南大西洋にあるイギリス領の火山島南緯 40°20′,西経 10°に位置。長さ 12.8km,幅 6.4km。最高点はエディンバラ山 (888m) 。島は火山活動により形成されたもので,雨量の多い海洋気候に属す。無人島で,島の名称は 1731年に島を「発見」したイギリス人船長の名に由来する。 1816年からイギリス領。行政的にはイギリス植民地セントヘレナに含まれる。自然の生態系が破壊されずに残っており,世界最大といわれる海鳥のコロニーがあるほか,アザラシも数多く生息している。現在までに陸鳥2種,植物 12種が固有種として確認されている。 1995年にゴフ島自然保護区として世界遺産の自然遺産に登録。

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