サツマノミダマシ(その他表記)Neoscona scylloides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サツマノミダマシ」の意味・わかりやすい解説

サツマノミダマシ
Neoscona scylloides

クモ綱クモ目コガネグモ科。体長雌 1cm内外,雄はやや小型。黄緑色をした美しいクモで,夏を代表するクモの1つ。イエオニグモなどとともにヒメオニグモ属に属する。奇妙な名をしているが,京都府の北部ハゼノキのことをサツマと呼び,そのサツマの実にこのクモが似ていることからつけられた。鹿児島 (薩摩) とは関係ないという。本州,四国,九州,沖縄に分布し,初夏野山に普通にみられ,昼間は草木の葉に止ってじっとしていて,夜間に円網を張って盛んに昆虫を捕食する。夕暮れ時に,野道を歩くとこのクモの網がよく顔にかかることがある。本種とよく似たワキグロサツマノミダマシ N. mellotteeiはやや遅れて盛夏に出現する。 (→クモ類 )

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