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さとり世代 さとりせだい

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知恵蔵2015の解説

さとり世代

堅実で高望みをしない、現代の若者気質を表す言葉。インターネット掲示板2ちゃんねる」で生まれ、広まった。1980年代半ば以降に生まれ、主に2002~10年度の学習指導要領に基づく「ゆとり教育」を受けた世代に当たる。
具体的な特徴として、「車やブランド品に興味がない」「欲がなく、ほどほどで満足する」「恋愛に淡泊」「海外旅行に関心が薄く、休日を自宅やその周辺で過ごすことを好む」「節約志向で無駄遣いはしないが、趣味にはお金を惜しまない」「様々な局面に合わせて友達を選び、気の合わない人とは付き合わない」などが挙げられる。
この世代は、高度成長期後のモノが十分に行き渡っていた時代に生まれ、物心ついたときにはバブルが崩壊し、不況しか知らない。一方で、情報通信技術の進歩と共に、当たり前のようにインターネットに触れてきた。このように成熟した時代に多くのネット情報に触れる中で、彼らは現実的な将来を見通して悟ったようになり、無駄な努力や衝突を避け、過度に期待したり夢を持ったりせず、浪費をしないで合理的に行動するようになった、と見られている。
このような若者の生活スタイルや消費動向は、『欲しがらない若者たち』(山岡拓著、日本経済新聞出版社、2009年)、『「嫌消費」世代の研究』(松田久一著、東洋経済新報社、2009年)などで指摘されてきた。

(原田英美  ライター / 2013年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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人事労務用語辞典の解説

さとり世代

さとり世代」とは、バブル後の1990年代に生まれ、いわゆる「失われた10年」の間に幼少期を過ごした、現在の10代から20代前半までの若年層の世代的な特徴を表す言葉です。もともとインターネットから自然発生的に広がった表現で、明確な定義はありませんが、物心ついたときから不景気だったせいか、浪費や高望みをしない、過程よりも結果を重視して合理的に動く、すべてにおいてほどほどの穏やかな暮らしを志向するなど、さとりきったような価値観をもつ若者が多いことから、この世代を「さとり世代」と呼ぶようになりました。
(2013/6/24掲載)

出典|『日本の人事部』
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