サファイアガラス(読み)さふぁいあがらす(その他表記)sapphire glass

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サファイアガラス」の意味・わかりやすい解説

サファイアガラス
さふぁいあがらす
sapphire glass

酸化アルミニウム(Al2O3)からなる結晶体。コランダム(鉱物名)の一種で、天然に存在するもののほかに、酸化アルミニウムを溶融するか、水熱合成法(密閉された容器に水と原料を入れて、高温高圧下で結晶を合成する方法)で人工的に製造することができる。おもに時計業界で用いられる用語。実際はガラスではない。ダイヤモンドの次に高い硬度を示し、表面が傷つきにくく、薬品に溶けにくいことから、腕時計のカバーガラスとして用いられている。また、耐熱性と高い熱伝導性に加え、優れた電気的絶縁性を示すことから、電子分野の基板材料や絶縁材料として用いられている。

[伊藤節郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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