20世紀西洋人名事典 「サミュエルバトラー」の解説
サミュエル バトラー
Samuel Butler
1835 - 1902.6
英国の小説家,思想家,画家。
ランガー村(ノッティンガムシャー)生まれ。
大学卒業後、聖職に就くことをきらい、ニュージーランドに移住し、牧羊業で成功する。1864年英国に帰り、人文科学や社会科学、自然科学など多才な文筆活動に入る。1872年「エレホン」を発表し、一種のユートピアをつくりあげイギリス社会を風刺する。死後出版された代表作「万人の道」(1903年)はヴィクトリア朝の因襲と偽善を批判し、若い世代に影響を与えた。又、絵画や音楽にも造詣が深い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報