20世紀西洋人名事典 の解説
サルバトーレ クワジーモド
Salvatore Quasimodo
1901 - 1968
イタリアの詩人。
元・ミラノ高等音楽学院文学教授。
シチリアのモディカ生まれ。
会社勤めの傍らギリシャ、ラテン語を学び、古典文学に親しむ。モンターレらと交わり「ソラリア」誌に詩を投稿、1930年処女詩集「水と土」を発表。’41年ミラノ高等音楽学院の文学教授に任命され、’42年には小詩集を一本化した「そしてもうすぐ夕暮れがくる」を出版。「ヴェリズム」と「エルメティズム」の融合体を基盤としていたが、戦後は「反エルティズム」の急先鋒となり、ポレミックな詩論を「詩人と政治」(’60年)に著す。’59年ノーベル文学賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報