精選版 日本国語大辞典 「さんさ踊り」の意味・読み・例文・類語 さんさ‐おどり‥をどり【さんさ踊】 〘 名詞 〙 岩手県の各地に伝わる盆踊り。「さんさ」というはやしことばがあるところからの称。[初出の実例]「南部沢内のさんさ踊 さんさ踊らば品よくおどれサンサ、秋が来らば嫁にとろサンサ」(出典:歌謡・鄙廼一曲(1809頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「さんさ踊り」の意味・わかりやすい解説 さんさ踊 (さんさおどり) 岩手県盛岡市,岩手郡,紫波郡などで,主として盆に,太鼓を先頭にはなやかな仕度の男女が輪をつくり,笛と歌に合わせ速いテンポで踊る激しいなかにも優雅な味わいを持つ踊り。名称は,歌詞の終りに〈サンサエー〉というはやしことばがあることによるが,〈そそぎ踊〉ともいう。《鄙廼一曲(ひなのひとふし)》(1809)に〈南部沢内のさんさ踊〉の歌詞がみえる。演目は,《五拍子》《キイキイカッコ》《七夕くずし》《神楽くずし》《長者の山》《田植くずし》《礼踊》などがある。執筆者:吉川 周平 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by