サンシキウツギ(読み)さんしきうつぎ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンシキウツギ」の意味・わかりやすい解説

サンシキウツギ
さんしきうつぎ / 三色空木
[学] Weigela × fujisanensis (Makino) Nakai

スイカズラ科(APG分類:スイカズラ科)の落葉低木。ヤブウツギニシキウツギの自然雑種。株により花の色が紫赤色のもの、朱赤色のもの、淡朱赤色から紫赤色に変化するものの3系統があるところから名がついた。ニシキウツギに似るが、葉幅は狭くて萼片(がくへん)が長く、毛が多い。富士山に多いため、フジサンシキウツギともいう。東海地方紀伊半島四国にもみられる。

[福岡誠行 2021年12月14日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android