サンモリッツ・オリンピック冬季競技大会
サンモリッツ・オリンピックとうききょうぎたいかい
サンモリッツ・オリンピック冬季競技大会
サンモリッツ・オリンピックとうききょうぎたいかい
スイスのサンモリッツ(ザンクトモリッツ)で開催された,第2回オリンピック冬季競技大会。1928年2月11日から 19日まで行なわれ,ドイツは第1次世界大戦後初めて参加を許された。サンモリッツはヨーロッパのスキーリゾートとして知られていたが,大会期間は悪天候に見舞われた。フェーン現象によって日中の気温が 24℃以上になる日もあり,いくつかの競技日程が変更され,スピードスケート 1万mはレース途中で中止となった。スピードスケートではフィンランドのクラス・ツンベルグが,ノルディックスキーではノルウェーのヨハン・グロットムスブラーテンの活躍が目立った。ノルウェーの 15歳のソニア・ヘニーは,女子フィギュアスケートで初優勝した。本大会で初めて,サンモリッツ地方で普及しているスケルトンが競技種目に加わった。日本は 6人のスキー選手を派遣し,冬季大会に初参加した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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