ザポリージャ州(読み)ザポリージャ(その他表記)Zaporizhzhya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザポリージャ州」の意味・わかりやすい解説

ザポリージャ〔州〕
ザポリージャ
Zaporizhzhya

ウクライナ東部の州。州都ザポリージャ黒海沿岸平原の東部を占め,アゾフ海に臨む。東部に小丘陵地帯があるほかは大部分が低平なステップ地帯となっており,北西境にほぼ沿ってドニプロ川ドネプル川)が流れている。ザポリージャを中心にメリトーポリベルジャンシクなどの諸都市が重工業地帯を形成し,鉄鋼,機械,自動車などの工業がある。ステップ地帯の開拓も進み,州面積の 4分の3が農牧地となっており,コムギトウモロコシを中心に,ジャガイモ,メロン,ヒマワリブドウなどの栽培が行なわれる。北部の酪農,アゾフ海沿岸のヒツジの飼育なども重要な産業である。面積 2万7180km2。人口 176万5926(2015推計)。

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