スペイン中南部、カスティーリャ・ラ・マンチャ地方シウダー・レアル県の県都。人口6万3251(2001)。マドリードの南159キロメートル、標高635メートルの高原に位置する。マドリードとメリダを結ぶ鉄道沿いの町で、道路交通網の要地。農産物の集散地で、製材・食品加工業が行われる。13世紀中ごろイスラム教徒から奪回され、アルフォンソ10世の別荘が築かれ、ビリャ・レアルVilla Realの名でよばれた。現在の名は1420年フアン2世から与えられたもの。盗賊や貴族に対抗する市民の自衛組織サンタ・エルマンダーSanta Hermandadが最初に結成された町の一つである。旧城壁のうち、北部のトレド門(1328建築)のみが残る。
[田辺 裕・滝沢由美子]
ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...