しかるを

精選版 日本国語大辞典 「しかるを」の意味・読み・例文・類語

しかる‐を

  1. 〘 接続詞 〙 先行事柄に対し、後続の事柄が反対対立の関係にあることを示す。ところが。しかし。しかるに。
    1. [初出の実例]「我国はもとより神をのみあがめたてまつる。而を蘇我大臣仏法といふことをたうとびうやまふ」(出典:観智院本三宝絵(984)中)
    2. 「次に天武天皇の御願、教待和尚・智證大師の草創とて、園城寺の額をうつ。しかるを、山門の大衆いかがおもひけむ、先例を背きて」(出典:平家物語(13C前)一)
    3. 「親父の脚(すね)をかぢってをるのだから、〈略〉多少忍ぶところ無(なか)らざる可らずサ。然(シカ)るを生意気に絹の衣服を被たり」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む