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シナノガキ(読み)シナノガキ(その他表記)Diospyros lotus var. glabra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シナノガキ」の意味・わかりやすい解説

シナノガキ(信濃柿)
シナノガキ
Diospyros lotus var. glabra

カキノキ科の落葉高木。マメガキ (豆柿)変種で,本州中部より西の暖地南西諸島山地に生じ,マメガキに比べて葉柄が長く,また葉の下面が無毛である。花は6月に咲き,秋に径 2cm足らずの楕円形液果を生じる。外形カキに似て黄色に熟し食用となる。未熟の果実をしぼって柿渋をとるために栽培されることが多い。信濃 (長野県) 地方にみられるのでこの名があり,また南西諸島に多いことからリュウキュウマメガキともいう。

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関連語 豆柿

百科事典マイペディア 「シナノガキ」の意味・わかりやすい解説

シナノガキ

カキ

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世界大百科事典(旧版)内のシナノガキの言及

【カキ(柿)】より


[栽培]
 実生だと8年くらいかかるが,ふつう接木一年生苗を植え付け,約4~6年目で結実をはじめる。台木には栽培品種のほかにヤマガキ,シナノガキ(マメガキともいう)の実生が用いられる。腐植に富むやや粘質の壌土を好む。…

※「シナノガキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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