シモンズタウン(その他表記)Simonstown

デジタル大辞泉 「シモンズタウン」の意味・読み・例文・類語

シモンズタウン(Simonstown)

サイモンズタウン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シモンズタウン」の意味・わかりやすい解説

シモンズタウン
Simonstown

南アフリカ共和国西ケープ州南西部にある海軍基地の町。アフリカーンス語では Simonstad。喜望峰のある半島東部ケープタウン南方約 40kmに位置し,フォルス湾に臨む。17世紀末のオランダ人総督シモン・ファン・デル・ステルにちなんで命名され,1741年からはオランダ,1814年から 1968年2月まではイギリスの海軍基地。主産業は水産業と魚油精製。南アフリカ最初のイギリス人の聖堂として知られる聖フランシス教会(1814),奴隷の居住区をもつイギリス総督の公邸(1776)などが残る。人口 7208(2001)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シモンズタウン」の意味・わかりやすい解説

シモンズタウン
しもんずたうん
Simonstown

南アフリカ共和国の南西端、ケープ半島の東側にある軍港町。人口6340(1983)。1742年に開港し、オランダ東インド会社総督シモン・ファン・デル・ステル(1639―1712)にちなみ命名された。イギリスのケープ占領以来ケープ航路の重要な拠点となったが、1957年南アフリカ海軍の領有となり、同時にシモンズタウン協定によってイギリス海軍の利用を許可した。しかし、イギリスは労働党政権のとき南アフリカ共和国への武器輸出を停止したため、同協定は破棄された。現在アラブ石油ヨーロッパに運ぶ大型タンカーの重要な通過寄港地となっている。

[林 晃史]

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