シャクシナ(読み)しゃくしな

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャクシナ」の意味・わかりやすい解説

シャクシナ
しゃくしな / 杓子菜
[学] Brassica rapa L. var. chinensis (L.) Kitam.
Brassica chinensis L.

アブラナ科(APG分類:アブラナ科)の一年草タイサイ(体菜)ともいう。主要な葉菜の一つで、中国揚子江(ようすこう)一帯に栽培されていたものが、明治初年に日本へ伝えられた。食用部の根生葉は長さ25~50センチメートル、葉身と葉柄の形が杓子(しゃくし)状になるのでこの名がある。おもに漬物とされ、緑色があせないので喜ばれる。結球ハクサイが普及するまでの間は、日本の漬け菜生産の首位を占めていた。耐寒性が強く、8~11月に種を播(ま)き、10~1月に葉が14~16枚のとき収穫する。おもに関西から九州で栽培され、品種には雪白体菜、白茎体菜などがある。近年、中国野菜として普及しているパクチョイ(白茎白菜)やチンゲンサイ青梗菜)も同じ仲間。

[星川清親 2020年11月13日]

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世界大百科事典(旧版)内のシャクシナの言及

【タイサイ(体菜)】より

…アブラナ科の一年草。葉の形がしゃくし(杓子)のような形をしているところから,シャクシナともいう。中国の原産で明治初年に日本に導入された。…

※「シャクシナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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