20世紀西洋人名事典 「シャーリーヴァーレット」の解説
シャーリー ヴァーレット
Shirley Varrett
1932 -
米国のメゾ・ソプラノ歌手。
ニューオーリンズ生まれ。
聖歌隊で歌っていたが、ハリウッドでアンナ・フィッツに学び、ジュリアード音楽院でマリオン・フレッシェルに師事した。学生時代にファリャの「恋は魔術師」で独唱し、1957年にはオペラ初舞台を踏み、’59年にはヨーロッパ・デビューを飾り、’62年にカルメンでセンセイションを巻き起こした。’63年に黒人として初めてボリショイ歌劇場でカルメンを歌い、その後世界各地でメゾ・ソプラノの主な役を歌って活躍している。’75年にスカラ座でマクベス夫人を演じ、決定的成功をおさめた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報