シュウェービッシェアルプ山地(読み)シュウェービッシェアルプサンチ

デジタル大辞泉 の解説

シュウェービッシェアルプ‐さんち【シュウェービッシェアルプ山地】

Schwäbische Alb》ドイツ南西部、バーデン‐ビュルテンベルク州にある山地北東から南西方向に約200キロメートルにわたって走り、ドナウ川ネッカー川に挟まれる。ジュラ紀石灰岩層からなるケスタ地形であり、カルスト地形も見られる。最高峰はレンベルク山(1015メートル)。約4万年から3万年前ごろにクロマニョン人ネアンデルタール人が使用した洞窟群から、石器や骨角器、ビーズなどの装飾品が見つかっている。2017年に「シュワーベンジュラにある洞窟群と氷河期の芸術」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。シュワーベンジュラ山脈

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

シュウェービッシェ・アルプ山地
しゅうぇーびっしぇあるぷさんち
Schwäbische Alb

ドイツ南西部の山地。南西―北東の方向に延び、南東側にはドナウ川、北西側にはライン川支流ネッカー川が流れる。表面は中生代ジュラ紀の石灰岩からなる。南ドイツの地形構成上重要な「層階山地」の一部で、北西側はケスタの急傾斜をなすが、南東側の斜面は緩やかである。急斜面の部分は森林に覆われるが、緩やかな部分には広く農地が開けている。最高峰はレンベルクLemberg山(1015メートル)。

[浮田典良]

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