シュエジゴン・パゴダ(その他表記)Shwezigon Pagoda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュエジゴン・パゴダ」の意味・わかりやすい解説

シュエジゴン・パゴダ
Shwezigon Pagoda

ミャンマービルマ)中央部,バガン近郊ニャウンウーにあるパガン(蒲甘)朝パゴダ。11世紀中頃,王朝の創始者アノーラターが起工し,3代国王チャンジッタの治世(1084~1113)に落成した。インドネシアジャワ島にあるボロブドゥール寺院に類似し,方形 4層の基壇上に金箔塗りの覆鉢塔がそびえ,塔頂部分には宝石がはめ込まれている。各回廊に並ぶ仏像とともにナット Natと呼ばれる 37の精霊の像が安置され,新旧儀礼併存を物語る。2019年世界遺産の文化遺産に登録。

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世界の観光地名がわかる事典 「シュエジゴン・パゴダ」の解説

シュエジゴンパゴダ【シュエジゴンパゴダ】
Shwezigon Pagoda

ミャンマー中央部、バガン(Bagan)の仏教遺跡群の中にある寺院。バガン郊外のニャウンウー村の西のはずれに建つ。11世紀にビルマ族による最初の統一国家を打ち立てたバガン王朝の始祖アノーヤター王が建設に着手したが、在位中に完成せず、同王朝第2代のチャンジッタ王が1089年に完成させた。もともとはエーヤワディー川(イラワジ川)のほとりに建てられたが、洪水を避けるため、現在地に移築された。◇「シュエ」は「金」、「ジゴン」は「勝利」、「栄光」、あるいは「祝福された土地」という意味のミャンマー語。その名前どおり、金色に輝き、遠くからも目立つ。この寺院には、仏骨・仏歯(釈迦の骨と歯)が安置されているといわれる。

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