シュノール・フォン・カロルスフェルト(その他表記)Schnorr von Carolsfeld, Julius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シュノール・フォン・カロルスフェルト
Schnorr von Carolsfeld, Julius

[生]1794.3.26. ライプチヒ
[没]1872.5.24. ドレスデン
ドイツの画家,デザイナー。 1811年ウィーン美術学校に入りフューガーに師事。 18~25年ローマに滞在ナザレ派一員としてマッシモ邸の「アリオストの部屋」に壁画を制作。 27年ルートウィヒ1世に招かれてミュンヘンにおもむき,美術学校教授に就任後,王の居城に『ニーベルンゲンの歌』を描写したフレスコ画連作を制作。 47年ドレスデンの美術学校教授,同絵画館館長に就任。 52~60年聖書の木版挿絵 240点を出版。ドイツのアカデミックなロマン主義の代表的作家の一人。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android