20世紀西洋人名事典 の解説
ジェイムス・ウィリアム マクベイン
James William McBain
1882 - 1953
カナダの物理化学者。
元・スタンフォード大学教授。
ニューブランズウィックのチャサム生まれ。
トロント大学で化学と鉱物学を専攻、卒業後ライプツィヒ大学で学び、1906年ブリストル大学講師となる。’19年同大学化学のリーバヒューム教授、’26年アメリカのスタンフォード大学化学教授、’47年同大学名誉教授となる。コロイド溶液、特にセッケン溶液に関する研究を行い、溶液中の物質の拡散定数を決定するノースロップとアンソンの方法の改良、簡単で見事な透明の空気駆動超遠心機の開発、直接秤量によって吸着の量と速度を連続的に記録するマクベインーバルクのばねばかりの考案等の功績を残す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報