20世紀西洋人名事典 の解説
ジェイムズ・ホップウッド ジーンズ
James Hopwood Jeans
1877.9.11 - 1946.9.16
英国の天文学者。
元・ケンブリッジ大学教授,元・王立天文学会会長。
ランカシャーのオームスカーク生まれ。
大学卒業後、自宅の研究室で物理学・天文学への数学的応用に専念して、1904年名著「気体の力学的理論」を公刊する。その後、’05〜09年にはプリンストン大学教授となる。この間「理論力学」(’06年)、「電磁気の数理理論」(’08年)を著す。ケンブリッジ大学講師、ローヤル・インスティチューション天文学教授などを歴任し、’05年にはレーリー=ジーンズの放射則を発表。’14年の「放射と量子論」を公刊後、天文学に転向し、「天文学と宇宙進化論」(’28年)などでアダムス賞の対象となる。’28年にはナイトに叙される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報